夏の暑さに負けないように「土用の丑の日」にうなぎを食べる習慣に習い、毎年、寒さが本格化し始める「立冬」の日には、とんかつを食べて「活力」（かつ・りょく）をつけ、冬の寒さを乗り切ってもらいたいと「とんかつ家・比呂野」が制定した「立冬はとんかつの日」。

その輪は少しずつ広がりを見せています。
血や筋肉を作るたんぱく質が豊富に含まれ、疲労回復に役立つビタミンB1も多い豚肉で作るとんかつを食べて、みんなに健康になってもらいたいという願いが込められています。

こうした「その日にはこれを食べる」という食習慣は、季節感やその理由（健康になる。縁起が良いなど）や歴史性、日付や食材の語呂合わせなどの楽しい話題などが重なって、新たな食文化のひとつとして多くの人に知られていくのだと思います。

とんかつの専門店だけでなく、スーパーなどでも「立冬はとんかつの日」をアピールしてみてはいかがでしょうか。